野村ホールディングス(HD)は従業員を約60人削減する。
ディールメーキングと資本市場の活動が低迷を続けていることに対応し、投資銀行部門の全部署でコスト削減の方法を模索している状況だ。
ディールメーキングと資本市場の活動が低迷を続けていることに対応し、投資銀行部門の全部署でコスト削減の方法を模索している状況だ。
野村は投資銀行やトレーディングを含むホールセール部門全体で1億ドル(約148億円)のコスト追加削減を目指しているという。
この事情に詳しい関係者が人事に関する情報だとして匿名を要請しメディアの取材で明らかにしたもので、削減対象のうち約30人は米国を拠点とする従業員でこの大半は投資銀行部門と続けた。
ロンドンを拠点とするトレーディングおよびセールス担当者数人、日本を除くアジアの従業員も退社したと、関係者は述べた。今回の削減は特定のチームや階層を対象としたものではないという。
野村の広報担当者は「市場の需要や事業の要件を世界的な視野で考慮しつつ、当社では適切な従業員の規模を定期的に見直している」と電子メールで説明したという。
また、「現在の市場環境や見通しを踏まえ、国際ホールセール事業全体で一部の役職を減らし合理化を図っている」と続けた。
また、「現在の市場環境や見通しを踏まえ、国際ホールセール事業全体で一部の役職を減らし合理化を図っている」と続けた。