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2024年01月30日

アマゾンがEU当局が阻止を警告後アイロボット買収計画を断念


 米アマゾン・ドット・コムは、ロボット掃除機「ルンバ」を製造する
   アイロボット
を14億ドル(約2070億円)で買収する計画を断念した。 
 この買収計画は欧州連合(EU)の競争当局が阻止する構えを見せていた。

 同買収計画の中止は、自社の行動が競争を阻害しないと証明しなければならないという強い圧力にアマゾンが直面していることを浮き彫りにした。
 
 同社は小売やクラウドコンピューティング、エンターテインメントなど複数の分野で影響力を増している。 
 なお、買収断念によってアマゾン
   近年業績が悪化
しているアイロボットの損失を食い止める作業は免れることになる。

 アイロボットは、従業員の31%に相当する約350人の人員削減を伴う再編計画に着手すると明らかにし、コリン・アングル最高経営責任者(CEO)の退任も合わせて発表した。
 
 29日の米株式市場でアイロボット株は一時19%安と急落し、2009年以来の安値を付けた。

 計画の中止でアマゾンはアイロボットに違約金9400万ドルを支払うことになる。

 欧州および米国で
   反トラスト法(独占禁止法)
の執行を担う当局は、米大手ハイテク企業による競争の芽を摘むようなスタートアップ買収を阻止しようと神経をとがらせている。

 この情報が非公開情報であることを理由にメディアの取材で匿名で語った関係者によると、アマゾンは先週、米連邦取引委員会(FTC)の反トラスト法担当幹部と面会した。
 同幹部らはアマゾンに対し、アイロボット買収を巡る提訴の可能性に言及したという。

 アマゾン幹部と同社弁護士は今週、FTCの委員3人と有って同買収の最終的な働きかけを行う予定だったと関係者は明らかにした。

 違約金を払っての買収計画中止という今回のアマゾンの動きは、米ソフトウエアメーカーのアドビフィグマによる合併合意の解消に続くものとなる。
 アドビフィグマは昨年12月、欧州委員会および英国の競争・市場庁(CMA)から必要な規制当局の承認を受ける明確な道筋がないとの共同評価に基づき、合併計画を撤回した。
 アドビフィグマに10億ドルの違約金を支払うとしていた。
 
  
ひとこと
 
 日本製鐵のUSスチール買収の行方も気になるところ。
 

   
posted by まねきねこ at 07:09| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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