アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド (Archer Daniels Midland)
米国の穀物メジャーのひとつ。
特に食用油の原料となる大豆や綿花、トウモロコシなどに強みを持つ。
1902年に、ミネソタ州ミネアポリスで
ジョージ・A・アーチャー(George A. Archer)
ジョン・W・ダニエルズ(John W. Daniels)
が、亜麻仁(亜麻の種子)粉砕事業を開始してアーチャー・ダニエルズ・亜麻仁社」(Archer-Daniels Linseed Company)を創業した。
1923年に「ミッドランド亜麻仁製品社」(Midland Linseed Products Company)を買収して
「アーチャー・ダニエルズミッドランド社」(Archer Daniels Midland Company)
に社名を変えた。
現在はイリノイ州中部のディケーターに本社を置いている。
創業以来10年ごとに、ADMは、製粉、加工、専門の食品素材、ココア、栄養など、少なくとも1つ以上の主要収益源を追加していった。
製品には、大豆油、綿実油、ヒマワリ油、キャノーラ油、ピーナッツ油、亜麻仁油、ジアシルグリセロール(DAG)油だけでなく、トウモロコシ胚芽、コーングルテン飼料ペレット、シロップ、でんぷん、グルコース、ブドウ糖、結晶ブドウ糖、高果糖コーンシロップ甘味料、ココアリカー、ココアパウダー、ココアバター、チョコレート、エタノール、小麦粉、等々が含まれる。最終用途は、人や家畜の消費用、および、バイオエタノールやバイオディーゼルなどの添加燃料まで広がっている。
長い間、食品や食材の会社として知られていたが、近年は燃料生産に投資している。
バイオエタノール生産のため、パーム油生産量1位のインドネシア共和国へも進出を決定した。
2022年、非動物性の乳製品の開発と商品化に向けて、代替乳開発のスタートアップNew Cultureと戦略的パートナーシップを提携している。
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