自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けた派閥解散が相次ぐ中、存続を模索する
茂木派(平成研究会)
で離脱者が相次いでおり、26日には同派所属の小渕優子選対委員長が退会した。
また、参院側の有力議員4人も一斉に退会を表明した。
茂木派会長の茂木敏充幹事長は30日にも幹部会を開いて対応を協議するという。
なお、退会を示唆している議員は他にも複数いる。
戦後、吉田茂を領袖にした派閥が2分裂、一方の佐藤派・田中派・竹下派など、これまで保守本流として最大派閥として権勢を誇った名門派閥の流れをくむ茂木派が空中分解の危機に陥った。
25日夜、国会内の事務所で記者団の取材に応じた小渕氏は、平成元年策定の自民の「政治改革大綱」が党幹部の派閥離脱を掲げていることを退会理由に挙げ、「私自身の政治姿勢を示す」と話した。
小渕氏の父は、平成研会長を務めた小渕恵三元首相で、同じく退会を表明した青木一彦参院議員の父は、恵三氏の盟友で「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院議員会長だ。
「平成研を象徴する2人」(同派中堅)が離脱したが、党幹部の派閥離脱の理由が平成元年策定の自民の「政治改革大綱」だが、小渕氏が当選したのが平成12年となると25年近くはこの大綱は守らず放置していたの?