2024年の販売台数の伸びが鈍化するとの見通しを示した米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価が25日に急落し、時価総額では800億ドル(約11兆8000億円)が吹き飛び、肥満症治療薬が人気の米イーライリリーに抜かれた。
リリーが時価総額でテスラを最近抜いた企業の一つである。
これは、市場の投資意欲の変化を示しており、投資家がEVの大量普及を期待してEVメーカー・サプライヤー銘柄を買うことはなくなった。
心変わりから、投資先を乗り換え、減量関連銘柄が人気を集めている。
これは、市場の投資意欲の変化を示しており、投資家がEVの大量普及を期待してEVメーカー・サプライヤー銘柄を買うことはなくなった。
心変わりから、投資先を乗り換え、減量関連銘柄が人気を集めている。
リリーの株価は糖尿病治療薬「マンジャロ」と肥満症治療薬「ゼップバウンド」への期待から急騰し、時価総額で世界最大のヘルスケア企業となった。
また、デンマークのノボ・ノルディスクも糖尿病・肥満症治療薬に同様の期待が膨らみ、欧州で時価総額トップになっている。
また、デンマークのノボ・ノルディスクも糖尿病・肥満症治療薬に同様の期待が膨らみ、欧州で時価総額トップになっている。
かつてS&P500種構成銘柄で時価総額5位だったテスラはリリーやブロードコムに抜かれ、トップ10をやっとのことで維持している。
25日通常取引終了時点で時価総額はテスラが約5800億ドル、リリーはは5950億ドル強だ。
25日通常取引終了時点で時価総額はテスラが約5800億ドル、リリーはは5950億ドル強だ。
リリーの株価上昇の主な要因は、糖尿病・肥満症を治療するGLP−1受容体作動薬の新薬候補と開発中のアルツハイマー病治療薬。
リリーの株価は昨年59%上げた後、今年に入ってさらに7.7%上昇した。
マンジャロとゼップバウンドの売り上げが株価をさらに押し上げると予想されている。
リリーの株価は昨年59%上げた後、今年に入ってさらに7.7%上昇した。
マンジャロとゼップバウンドの売り上げが株価をさらに押し上げると予想されている。