中国は、不動産不況やデフレに苦しんでいる。かつて成長の重要な柱だった輸出は23年に減少し、若者の失業率が急上昇している上に、地方政府は過剰債務を抱えている。
中国政府の数字によれば、23年の経済成長率は5.2%と、当局の年間目標を達成したが、それが本当に実態を反映しているのか疑念も浮上している。
国際通貨基金(IMF)の元アドバイザーで、現在は大西洋評議会ジオエコノミクスセンターのディレクターを務める
ジョシュ・リプスキー氏
は、「中国がGDPで世界一の経済大国になるという見方は、無期限延期とはいかないまでも、全て先送りされた」と指摘した。
ジョシュ・リプスキー氏
は、「中国がGDPで世界一の経済大国になるという見方は、無期限延期とはいかないまでも、全て先送りされた」と指摘した。