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2024年01月25日

日鉄のUSスチール買収の攻防の裏側 土壇場の引き上げで競り勝つ一手


 日本製鉄によるUSスチール買収計画を巡り、日鉄が協議の大詰めで提示額を大幅に引き上げ、他の買い手候補に競り勝っていたことが24日、規制当局への提出書類で明らかになった。

 日鉄幹部は昨年12月16日、USスチール側の銀行関係者が最終案の提示を求めた直後に現金による1株当たり55ドルでの買収案を提出した。
 
 USスチールはその週末に開催した臨時の会合で、日鉄の買収案が「クリーブランド・クリフス社」の提案よりも優れているとの結論に至った。

 北米最大のフラットロール鋼メーカーのクリーブランドは現金・株式交換による1株当たり54ドルの買収を提案していた。

 USスチール買収合戦を巡る大詰めの攻防に関する詳細は、昨年3月から始まった同社の戦略見直しの概要を記した規制当局への提出書類で明らかになった。
 
 これによると、USスチールを巡っては、企業4社とコンソーシアム(企業連合)の計5つの買い手候補が取得を争っていた。
 日鉄は12月15日に現金による1株当たり48ドルの買収提案を行ったが、24時間以内に取得額を15%近く引き上げたことになる。

 また提出書類によると、日鉄とUSスチールとの交渉における重要ポイントの1つで、合意に至るまで最後の争点の1つとなっており、対米外国投資委員会(CFIUS)からの承認を得るために必要な日鉄の取り組みに関するものだった。

 日鉄は最終的に「CFIUSの承認を得るために必要なすべての行動を取る」こと、および
   買収計画が承認されなかった場合には違約金を支払う
ことを約束したという。
 提出書類によると、USスチールの外部弁護士は、今回の買収計画が解決不可能な国家安全保障上の懸念を引き起こすとは想定していなかったことを示している。

 
ひとこと
 
 「違約金を支払う」ということだが、いくらになるのか?
 
  
posted by まねきねこ at 07:38| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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