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2024年01月20日

北朝鮮の性格が劇的に変わる可能性


 北朝鮮が韓日米海上訓練に対抗して日本海で
   「核魚雷」実験
を行ったと19日、明らかにした。

 なお、 日米韓は北朝鮮の暴発を抑止する軍事訓練の一環として「カール・ビンソン」をはじめ3カ国の艦船9隻を投入して歴代最大規模の海上訓練を実施した。

 北朝鮮国防省は19日、報道官の談話で「国防科学院水中武器体系研究所が開発中の水中核兵器体系『ヘイル(=津波)5−23』の重要な試験を日本海の水域で行った」と明らかにした。
 続いて国防省は「1月15日から3日間、米原子力空母『カール・ビンソン』、イージス巡洋艦『プリンストン』と日本海上自衛隊、大韓民国の艦船が済州(チェジュ)海上で連合海上訓練を敢行したことへの対応措置」と主張した。


 北朝鮮が言及した「ヘイル」とは北朝鮮の
   核無人水中攻撃艇
で一種の核魚雷のことを指す。
 核弾頭を搭載した無人攻撃艇を港や空母に接近させた後に水中で爆発させることで
   「放射能津波」
を発生させて打撃する核兵器だ。

 北朝鮮は昨年3、4月には「津波1型」と「津波2型」を試験発射していた。

 朝鮮中央テレビは昨年7月の戦勝節閲兵式(軍事パレード)放送で「卑劣な侵略船をすべて水葬してしまう
   「共和国核戦闘武力の超強力絶対兵器」
と紹介した。専門家らは津波の番号が1、2の次に5となる理由について「騒音と潜航時に発生する渦流などを大幅に減らした新型の可能性がある」と話している。

 核魚雷は潜水艦より小さく水中で長時間移動して目標物を攻撃できるため事前の探知が難しい。

 これが核魚雷が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と共に脅威の武器に挙げられる理由。

 2021年1月に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が提示した国防5カ年計画の「核心5大課題」に「水中発射核戦略武器の保有」が含まれている。金正恩委員長は昨年末の労働党全員会議で「5大重点目標のうちまだ十分でない課題を早期に執行することが中心課題」と強調した。

 韓国軍は北朝鮮の談話について「北の最近の動きは『国連安保理決議』違反であり、朝鮮半島と世界の平和を脅かす明白な挑発行為として厳重警告し、即刻中断することを強く求める」と明らかにした。

 別の合同参謀本部関係者は「韓米は北の武器開発の動向を持続的に追跡している。北側が今回の試験をいつどこで実施したかを公開せず、真偽も分析中」と伝えた。

 なお、軍事専門家らは北朝鮮が核魚雷を戦力化するためには
   核弾頭の小型化
   遠隔制御技術 など
を確保する必要があるが、まだ自力による取得に至るまでは遠いと評価する。


 一方、ロシア大統領府は19日(現地時間)、プーチン大統領の訪朝日程が現在調整中であり決定すれば公示すると明らかにした。
 ペスコフ報道官はこの日の記者会見で「外交チャンネルを通じて調整している」と伝え、これはロシアを訪問した北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相と日程調整中という意味として理解できるという。

 プーチン大統領が北朝鮮を訪問したのは2000年7月が最初で最後だった。
 露朝の軍事協力に対する懸念も強まっていることから、経済制裁や訪問中の反体制派による暴動や軍事警戒をしている可能性もある。

 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の
   プラネイ・バディ上級部長
は18日、米戦略国際問題研究所(CSIS)が主催した対談で「ロシアと北朝鮮の前例のないレベルの協力に注目する必要がある」と指摘し「今後10年間にこの地域を脅かす北朝鮮の性格が劇的に変わる可能性がある」と続けた。


    
posted by まねきねこ at 21:33| 愛知 ☔| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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