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2024年01月20日

日鉄のUSスチール買収における審査の正当性を疑問視するサマーズ氏、買収はプラス


 サマーズ元米財務長官はブルームバーグテレビジョンに出演した際、「現在、バイデン政権が審査している
   日本製鉄
による米国大手製鉄会社の
   USスチール
の買収計画に関して、審査を正当化するような国家安全保障上の根拠はないとの考えを述べたうえ、「日本は確固たる同盟国だ」と続けた。

 ブルームバーグは先週、日本製鉄USスチール買収計画に対する当局の審査は年内には結論が出ず、2025年に突入する可能性があると、この事情に詳しい複数の関係者の情報を基に報じた。

 サマーズ氏は「バイデン政権が試されている」と述べ、問題は米国産業政策が本当にレジリエンスを求めてのものなのか、それとも「正当な国家安全保障上の根拠なく、伝統産業に迎合する保護主義の隠れみの」として機能しているのかということだと指摘した。

 同氏は世界2位の鉄鋼メーカーを誕生させる同買収計画の利点に言及し、「米国の鉄鋼業界により多くの資本が注入されることになるだろう」と続けた。
 さらに鉄鋼を使用する産業が雇用する米労働者の数は鉄鋼産業での雇用の100倍だとも述べた。


ひとこと
 
 インドのタタ製鉄が世界一になっているが、円安のこの時期に日本製鉄がカーネギーが作った企業の流れをくむUSスチールを買収する背景が単なる企業論理なのか、それとも別の思惑も含めてなのかは不明だが、投資により、逆に日本製鉄の技術や配下の企業群の情報が流れださせるなどの目的があれば日本の国益にとっても問題となりかねない。
 
 日本国内で算出する低濃度のウランを使ってペレットの入れ替えが不要で定検工事をすることもなく、半永久的に稼働できる3.5世代の原子炉の技術を保有している東芝が米国のウェスチングハウスを買収したが、その後の諸々の問題などで手放すような事になった背景と同じ勢力による圧力にさらされかねない事態が、裏金問題で主体を国民に晒している金に卑しい日本の政治家では交渉能力が欠落し無理な話だ。

 この買収で日本製鉄が描くシナリオ通りに企業経営ができればプラスだ。
 しかし、日本の政治家が言うがままにべいこくや国際資本の言いなりになるなど政治的圧力が高く、米国の軍産複合体制の基軸企業が買収しても思い描く通りに経営できる可能性は低いだろう。

      
posted by まねきねこ at 06:37| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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