米国プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社
ブラックストーン
のスティーブ・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)は、世界経済フォーラム(WEF)年次総会が開催されているスイスのダボスでブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、米金融当局の利下げのタイミングは不透明なため、投資家の間に「不可解な効果」が生じていると指摘した。
ブラックストーン
のスティーブ・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)は、世界経済フォーラム(WEF)年次総会が開催されているスイスのダボスでブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、米金融当局の利下げのタイミングは不透明なため、投資家の間に「不可解な効果」が生じていると指摘した。
それでも「金利が下がるという期待が、再びアニマルスピリットを生み出している」と述べ、金融市場で感情が果たす役割について言及した。
同氏は、共和党献金者で資産家(2020年で210億ドル(約2兆1700億円))としても知られ、今年の大統領選挙でどの候補を支持するかまだ決めかねていると述べ、「私がどう考えるかよりも、世間がどう考えるかを見てみたい。勝負の行方を見守りたい」と続けた。
バイデン大統領が再選された場合の米国の行方についてどう考えるかとの質問に対しては、国の赤字に言及し、政権の国境政策は多くの人に歓迎されていないと批判したうえ「率直に言って、この国があと4年もその状況を続ける用意があるかどうかは分からない」と述べた。
ひとこと
負債比率の高い欧州不動産保有者の債務解消では誰が鴨ねぎになるか注目だろう。
また、円安・低金利という異次元の金融政策の結果、濡れ手に粟状態で国際資本の草刈り場になっている日本金融市場では米ドルベースで見れば日本から見れば停止状態の低位徘徊といったところ...