欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーの
センテノ・ポルトガル中銀総裁
はエコノストリーム・メディアとのインタビューで、「私は5月まで待つ必要はないと思う。賃金での二次的影響が顕在化した、あるいは今後に顕在化する兆しや、賃金が物価に追加の上昇圧力をもたらす兆候は見られない」と語り、金融政策について決断するためには、今後数カ月の賃金動向を完全に把握する必要はないと述べた。
センテノ・ポルトガル中銀総裁
はエコノストリーム・メディアとのインタビューで、「私は5月まで待つ必要はないと思う。賃金での二次的影響が顕在化した、あるいは今後に顕在化する兆しや、賃金が物価に追加の上昇圧力をもたらす兆候は見られない」と語り、金融政策について決断するためには、今後数カ月の賃金動向を完全に把握する必要はないと述べた。
また「インフレと経済に関する最近の動向は、明らかに緩和の時を近づけている」と述べ、ECBが利下げ時期を「最近まで考えていたよりも早く」決定するだろうとの見方を示した。
ユーロ圏の昨年12月のインフレデータは「良いニュース」だったとし、インフレ加速は「市場予想よりも小さく、予測に織り込まれていたベース効果よりも小さかった」と説明した。
また、最新のユーロ圏購買担当者指数(PMI)は良くなかったと述べ、経済の幅広い弱さが労働市場に波及していると指摘。細心の注意を払わなければならないと論じた。