米国債は原油急落のほか、消費者調査で短期のインフレ期待が低下したことが手掛かりとなり上昇(利回りは低下)した。
全年限で利回りが一時5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)以上低下した。
5年債利回りは一時9bp近く下げて3.92%を付けた。
同利回りは、5日には一時4.09%を上回り、昨年12月13日以来の高水準となっていた。
12月の米雇用統計を受けて年内の米利下げ観測が後退したことが背景。
5年債利回りは一時9bp近く下げて3.92%を付けた。
同利回りは、5日には一時4.09%を上回り、昨年12月13日以来の高水準となっていた。
12月の米雇用統計を受けて年内の米利下げ観測が後退したことが背景。
一方、8日には利下げに対する見方が一部復活した。
短期金利先物が3月の0.25ポイントを完全に織り込むことを予想するオプションの買いが増加した。
同オプションは8日時点で、連邦公開市場委員会(FOMC)が今年2回目の政策決定を発表する3月20日に金利を約16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げるとの見方を織り込んでいた。
短期金利先物が3月の0.25ポイントを完全に織り込むことを予想するオプションの買いが増加した。
同オプションは8日時点で、連邦公開市場委員会(FOMC)が今年2回目の政策決定を発表する3月20日に金利を約16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げるとの見方を織り込んでいた。
8日はサウジアラビアの原油価格引き下げを受けウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が一時5%近く下げたことから
インフレ鈍化が継続
するとの見方が強まった。
また、ニューヨーク地区連銀がこの日に公表した調査結果によれば、米国消費者の短期的なインフレ期待は昨年12月に低下し、2021年1月以来の低水準となった。
インフレ鈍化が継続
するとの見方が強まった。
また、ニューヨーク地区連銀がこの日に公表した調査結果によれば、米国消費者の短期的なインフレ期待は昨年12月に低下し、2021年1月以来の低水準となった。