国営新華社通信が立法機関の全国人民代表大会(全人代)で、中国は新たな国防相に海軍のベテラン、董軍氏を29日に決まったと報じた。
海軍出身の国防相誕生は初めてで、中国建国時の貢献からこれまでは陸軍出身者が独占してきた。ただ、この決定を巡る説明はされていない。
海軍出身の国防相誕生は初めてで、中国建国時の貢献からこれまでは陸軍出身者が独占してきた。ただ、この決定を巡る説明はされていない。
10月に更迭された李尚福氏の後任となる。
歴代の国防相を輩出してきた
人民解放軍ロケット軍
の最高幹部2人が突然更迭されるなど、中国軍は今年、内部の粛清に揺れた。
今週には国政助言機関、人民政治協商会議(政協)全国委員会が航空宇宙・防衛企業の幹部3人の委員資格を詳細な説明なくはく奪した。
人民解放軍ロケット軍
の最高幹部2人が突然更迭されるなど、中国軍は今年、内部の粛清に揺れた。
今週には国政助言機関、人民政治協商会議(政協)全国委員会が航空宇宙・防衛企業の幹部3人の委員資格を詳細な説明なくはく奪した。
李氏解任後に後任を巡り続いていた臆測に終止符が打たれたことで、米国とのトップレベルの軍事協議再開に向かう可能性もある。
ただ、中国の最近の国防相とは異なり、董氏は中央軍事委員会のメンバーではない。
このため、習近平総書記(国家主席)が海軍司令官だった董氏を抜てきしたことが示唆されている。
これまで、次期国防相は同委員会の
劉振立統合参謀部参謀長
が最右翼の候補だとみられていた。
ただ、中国の最近の国防相とは異なり、董氏は中央軍事委員会のメンバーではない。
このため、習近平総書記(国家主席)が海軍司令官だった董氏を抜てきしたことが示唆されている。
これまで、次期国防相は同委員会の
劉振立統合参謀部参謀長
が最右翼の候補だとみられていた。