11月の米雇用統計で11月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は
前月比+19万9000人
と増加、平均時給は前月比0.4%増と今年最大の伸びに並んだ。
エコノミスト予想では18万5000人増、平均時給の予想は0.3%増だった。
前月比+19万9000人
と増加、平均時給は前月比0.4%増と今年最大の伸びに並んだ。
エコノミスト予想では18万5000人増、平均時給の予想は0.3%増だった。
雇用者数と賃金の伸びが市場予想を上回り、労働市場の力強さが示され、米金融当局が来年早期に利下げに動くとの市場の期待をしぼませる内容となった。
11月の雇用者数では、ストライキを実施していた自動車メーカー従業員の職場復帰が3万人の押し上げにつながった影響もある。
また、労働参加率も小幅に上昇。
また、労働参加率も小幅に上昇。
全米自動車労組(UAW)のスト終結に伴い製造業分野の雇用が上向いたことに加え、医療や娯楽・ホスピタリティー、政府部門が全体の伸びをけん引した。
他の分野では伸びが小幅にとどまるか、小売りのように減少するかだった。
労働参加率は62.8%に上昇しており、男性の参加率上昇が全体を押し上げた。
なお、25歳から54歳までの労働参加率は変わらずだった。
労働力の供給がさらに増えれば、賃金の伸び緩和につながる可能性がある。
他の分野では伸びが小幅にとどまるか、小売りのように減少するかだった。
労働参加率は62.8%に上昇しており、男性の参加率上昇が全体を押し上げた。
なお、25歳から54歳までの労働参加率は変わらずだった。
労働力の供給がさらに増えれば、賃金の伸び緩和につながる可能性がある。
今回の統計で示された労働市場の力強さは
インフレ率
を確実に目標水準に下げるため
高水準の借り入れコスト
を維持するという金融当局の方針を裏付けた。
インフレ率
を確実に目標水準に下げるため
高水準の借り入れコスト
を維持するという金融当局の方針を裏付けた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週開く会合で
政策金利を据え置く
と、市場では広く予想されている。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこれまで、市場で強まる早期利下げ期待を繰り返し押し返してきた。
雇用統計が堅調な内容となったことを受け、市場の注目は
インフレ指標
に移った。
物価上昇ペースの一段の鈍化が示されれば、労働市場が
より持続的な再加速
を見せない限り、FOMCを利下げ姿勢に傾かせる可能性が高くなるのが市場の見方の主流だ。
政策金利を据え置く
と、市場では広く予想されている。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこれまで、市場で強まる早期利下げ期待を繰り返し押し返してきた。
雇用統計が堅調な内容となったことを受け、市場の注目は
インフレ指標
に移った。
物価上昇ペースの一段の鈍化が示されれば、労働市場が
より持続的な再加速
を見せない限り、FOMCを利下げ姿勢に傾かせる可能性が高くなるのが市場の見方の主流だ。