ハンガリー首相がＥＵ首脳会議の議題からウクライナ加盟交渉の除外を要請

　ハンガリーのオルバン首相はミシェルＥＵ大統領（欧州理事会常任議長）宛ての４日付書簡で、来週の

　　　欧州連合（ＥＵ）首脳会議の議題
からウクライナとの正式な加盟交渉開始を外すよう求めた。

　オルバン首相は書簡で「この機会に欧州理事会がウクライナとの加盟交渉開始を決定し得るし、また決定しなければならないという期待がある」とした上で、「現在の政治的およびテクニカルな準備状況をみると、こうした期待には根拠がない」と指摘した。

　ウクライナ支援を見直すよう圧力をかけるのは２度目となる。

　今回の書簡は西側同盟国のウクライナに対する金融支援や援助の先行きが一段と不透明になるタイミングで送付された。ウクライナとの加盟交渉開始には全加盟国の支持が必要だ。

　また、来週のＥＵ首脳会議でこの問題を議論した場合、「明らかにコンセンサスが得られていない」ため「失敗に終わることは避けられない」と指摘した。
　
　
ひとこと　
　
　ウクライナの過去の政治性を見ればこうした発言が出てくるのは当然といせば当然のことだろう。