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2023年12月01日

総合インフレ率の低下にもかかわらずコアインフレ率は下げ渋っている 


 OECDチーフエコノミスト
   クレア・ロンバルデリ氏
は発表文で「インフレは鈍化しているが、成長は減速している」と指摘し、「先進国経済のソフトランディングを予測しているが、それを保証できるというには程遠い」と説明した。

 こうした主張を「要約すれば、世界経済はインフレ、成長鈍化、財政圧力の高まりと闘っている」と話した。

 
 世界の中央銀行は、史上まれに見る大幅かつ急速な利上げでインフレに対応し、金利は当分高止まりする可能性があると示唆した。

 なお、OECDは、総合インフレ率の低下にもかかわらずコアインフレ率は下げ渋っていることを指摘した。
 
 基調的な物価圧力が持続的に低下する明確な兆候が見られるまでは、金融政策は
   景気抑制的
であり続けなければならないと説明した。

 米国での利下げ開始は24年下期、ユーロ圏は25年春以降になると予測されると説明した。
 
 連邦準備制度と欧州中央銀行(ECB)が早ければ来年上期にも利下げに踏み切るという市場の予想と異なる見方を示した。

 新興国では全般的に先進国・地域よりも良好な状況にあるとOECDはみている。

 先進市場の中でも欧州は米国に後れを取っているが、その理由の一つとして欧州諸国は銀行ベースの金融への依存度が高いため金利の影響を受けやすいと分析した。

 また、債務コストの上昇に伴い、多くの政府が「厳しい財政見通し」に直面していると警告した。
 
 また、高齢化と気候変動による需要に対応するため、各国は当面、将来の支出に余裕を持たせる取り組みを強化する必要があると主張した。


posted by まねきねこ at 00:00| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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