イスラエルで国際海運や不動産業界の富豪として知られる
エヤル・オフェル氏
が経営するゾディアック・グループ傘下のゾディアック・マリタイムが運営するケミカルタンカーが26日、イエメンとソマリアの間の海域で乗っ取られたと、このタンカーの運営会社が電子メールでメディアに明らかにした。
エヤル・オフェル氏
が経営するゾディアック・グループ傘下のゾディアック・マリタイムが運営するケミカルタンカーが26日、イエメンとソマリアの間の海域で乗っ取られたと、このタンカーの運営会社が電子メールでメディアに明らかにした。
イスラエルの富豪エヤル・オフェル氏が経営するゾディアック・グループ傘下のゾディアック・マリタイムは、リベリア籍の「セントラル・パーク」がソマリア沖で「海賊行為と疑われる事件に巻き込まれた」と説明した。
同タンカーに対しては先に、イエメン拠点のイスラム教シーア派武装組織フーシ派が、航路をホデイダ港に変更しなければ攻撃すると脅していた。
ゾディアックは、最優先事項は乗組員の安全確保だと説明。セントラル・パークには6カ国から22人が乗船しており、船長はトルコ国籍。リン酸を運搬中だという。
イランが支援するフーシ派は、イスラエルによるイスラム組織ハマスへの攻撃が終わるまでイスラエルとつながりのある船舶への攻撃を続けると表明している。1週間前には、日本郵船がチャーターして運航している自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」が拿捕(だほ)された。