ドイツ企業の景気見通しは11月に3カ月連続で改善した。
ドイツ経済はリセッション(景気後退)に入っている公算が大きく
予算面の危機
にも悩まされているが、回復が近いことが示唆された。
大規模な製造業を抱えるドイツにとって、高いエネルギー価格と世界的な低成長が引き続き大きな逆風となっている。
製造業の大手数社はコスト削減を開始し、化学大手のBASFは向こう4年間で約15%の投資削減を計画した。
ドイツ経済はリセッション(景気後退)に入っている公算が大きく
予算面の危機
にも悩まされているが、回復が近いことが示唆された。
大規模な製造業を抱えるドイツにとって、高いエネルギー価格と世界的な低成長が引き続き大きな逆風となっている。
製造業の大手数社はコスト削減を開始し、化学大手のBASFは向こう4年間で約15%の投資削減を計画した。
Ifo経済研究所が24日発表した11月のIfo企業期待指数は85.2と、6カ月ぶりの高水準に達した。ただ、事前予想の85.8には届かなかった。
また、現状指数も上昇した。
また、現状指数も上昇した。
Ifoのフュースト所長は24日の発表文で、「ドイツ企業の景況感はやや改善した。低い水準ではあるが、ドイツ経済は安定しつつある」と指摘した。
政治混乱や経済不振など暗い材料が続くドイツにとって、今回の発表は明るい内容だ。
昨冬のエネルギー危機に端を発した低迷から回復が進まず、いまや金利上昇の衝撃も重くなりつつある。
ドイツは主要国のうち、国際通貨基金(IMF)が今年のマイナス成長を見込む唯一の国となっている。
昨冬のエネルギー危機に端を発した低迷から回復が進まず、いまや金利上昇の衝撃も重くなりつつある。
ドイツは主要国のうち、国際通貨基金(IMF)が今年のマイナス成長を見込む唯一の国となっている。
また、ドイツの7−9月(第3四半期)国内総生産(GDP)が前期比0.1%減となったことも発表されたが、これは個人消費の0.3%減少が響いたものだ。