日産自動車は24日、英国での電気自動車(EV)生産を大幅に拡大する計画を発表した。
サンダーランド工場に20億ポンド(約3750億円)を投資する。
サンダーランド工場に20億ポンド(約3750億円)を投資する。
発表によれば、日産は新たなバッテリー工場を設け、人気車種「キャシュカイ」と「ジューク」のEVモデルを製造する。
日産が直接投じるのは11億ポンドで、残りはバッテリー・送電網改良に絡み複数のパートナー企業が投資する見込みという。
日産が直接投じるのは11億ポンドで、残りはバッテリー・送電網改良に絡み複数のパートナー企業が投資する見込みという。
スナク英首相は、英最大の自動車生産拠点におけるこの計画を「英国の自動車産業に対する大きな信任投票」だと称賛した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は先に、スナク政権が日産への補助金支援を決めたと報じていた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は先に、スナク政権が日産への補助金支援を決めたと報じていた。
欧州連合(EU)離脱後の不透明感から英国では主要な自動車生産拠点としての地位に暗雲が漂っていたものの、最近は朗報が続いている。
ジャガー・ランドローバーを傘下に置くインドのタタ・モーターズはサマセットに40億ポンド規模のバッテリー工場を建設すると発表し、ドイツのBMWもオックスフォード工場で「ミニ」のEVモデル製造を決めた。
ジャガー・ランドローバーを傘下に置くインドのタタ・モーターズはサマセットに40億ポンド規模のバッテリー工場を建設すると発表し、ドイツのBMWもオックスフォード工場で「ミニ」のEVモデル製造を決めた。
日産のサンダーランド工場は2016年に50万台余りを生産して以後、生産台数がおよそ半減してしまった。
そのため、日産は今回の計画が増産につながるかどうかは明言していない。
そのため、日産は今回の計画が増産につながるかどうかは明言していない。
日産の製造担当幹部アラン・ジョンソン氏は、現在約6000人の従業員を抱える同工場での雇用に大きな変化はないだろうと24日明らかにしている。