シンガポールのリー・シェンロン首相は8日、シンガポールで開催されたブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラム(NEF)でブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹とのインタビューに応じ
中国と台湾の衝突
が差し迫っているとの一般的な見方について、その可能性は高くないと否定的な見解を示したうえ、長く領土と見なしてきた台湾の統一に関して、中国は「むやみに好戦的」ではないと述べた。
が差し迫っているとの一般的な見方について、その可能性は高くないと否定的な見解を示したうえ、長く領土と見なしてきた台湾の統一に関して、中国は「むやみに好戦的」ではないと述べた。
リー首相は「中国は台湾が『一つの中国』の一部であることを望んでいる」とした上で、どのようにしてそれを実現させるかについては確信を持っていないと続けた。
また、中国政府が挑発を受けない限り、「ある日、目覚めたら中国がDデイ(大規模作戦の決行日)を決断した」と世界が知るような事態にはならないと付け加えた。
また、中国政府が挑発を受けない限り、「ある日、目覚めたら中国がDデイ(大規模作戦の決行日)を決断した」と世界が知るような事態にはならないと付け加えた。
第2次世界大戦末期に旧日本軍と米軍との間で行われた硫黄島の戦いに触れ、「台湾への攻撃は硫黄島の戦いのようなものではない。硫黄島では非常に多くの血が流れた」と述べた。
このほか、10月7日に起きたイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃と、それ以降の民間人殺害を非難した。
イスラエル人とパレスチナ人の間の和平を確保するには「2国家解決」以外に方策はないと主張した。
イスラエル人とパレスチナ人の間の和平を確保するには「2国家解決」以外に方策はないと主張した。