米くにに自動車大手
ゼネラル・モーターズ(GM)
は流動性を補強するため60億ドル(約8900億円)の信用枠を設定するという。
米国の工場でのストライキが長引く可能性に備えていることが示唆される動きだ。
なお、これまでのストによるコストは既に2億ドルに達している。
ゼネラル・モーターズ(GM)
は流動性を補強するため60億ドル(約8900億円)の信用枠を設定するという。
米国の工場でのストライキが長引く可能性に備えていることが示唆される動きだ。
なお、これまでのストによるコストは既に2億ドルに達している。
GMは今回の措置を4日の届け出で発表した。
経営の柔軟性を維持するため、来年10月1日に満期となる364日間の回転信用枠を求めていると、同社の広報担当者は明らかにした。
経営の柔軟性を維持するため、来年10月1日に満期となる364日間の回転信用枠を求めていると、同社の広報担当者は明らかにした。
6月30日時点で、GMの自動車関連流動性は総額389億ドルで、近い将来に資金不足に陥るリスクはないが、新たな信用枠は、全米自動車労組(UAW)によるストが長期化することに同社が備えている可能性を示唆している。
GMはUAWと条件を出し合って交渉しているが、同社の施設はUAWによるスト拡大の標的となっている。
ひとこと
これまで何度も倒産したGMであり、資本関係から見れば総合化学企業デュポンの系列下にあり、更に上を見ればロスチャイルドなどの国際資本の資金が複雑に絡み合って動いている。
言わば活かすも殺すも思うがままという資金を与えてしまっているということだ。
同じことは古くは日露戦争時の日本の戦費国債の引受がバクー油田の開発権とのバランスで誰が担当したかと言ったことと同じ程度のもので、ウクライナへのロシア軍の軍事侵攻も、プーチンの支持者の新興財閥オリガルヒなどの構成でも見え隠れする流れの中にあるのだろう。
アジア通貨危機がロシア債券などの利権などの保有者の危機意識から突然収束し、次のサブプライムローン債券からリーマンショックに至る流れを作り出したことも同じロジックでしかない。
さて、次は中国の不動産バブルの影響に対処することになりそうだ。