スティーフル・ニコラウスの株式デリバティブストラテジスト
ブライアン・ドンリン氏
は顧客向けリポートで「市場参加者の頭の中には多くの疑問がある。ヘッジ活動が少し強まり、ボラティリティー急上昇のリスクが少し高まった」と述べた。
スティーフルの9月下旬時点のデータによると、米国に注力する上場投資信託(ETF)の多くで、いわゆるストラドル戦略(同じ権利行使価格と満期のプットとコールを使って、より大きな価格変動に賭ける戦略)の価格が、2カ月平均を上回っている
S&P500種では4週連続で下落し、今年最長の連続安を記録している中でも、取引は秩序を保ち、パニックのようなヘッジの兆候はほとんど見られなかったが、トレーダーの一部ではボラティリティーが長引くことを覚悟している動きが見られる。