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2023年09月28日

JPモルガン「オプションの鯨」が株安増幅の不安材料として再浮上?


 ウォール街では、JPモルガン・チェースが持つ大規模なオプションで160億ドル(約2兆3900億円)規模の
   JPモルガン・ヘッジド・エクイティ・ファンド(JHEQX)
が現在の米国株売り浴びせに拍車をかける恐れがあるとの懸念が浮上してきた。

JHEQXは、相場下落やボラティリティからポートフォリオを守るためにデリバティブを使用するロング株プロダクトで。数万件のプット(売る権利)契約は29日に期限を迎え、その権利行使価格は今のS&P500種株価指数をさほど大きく下回らない。

 ここで重要なのは、期限が近づき株価指数が権利行使価格を下回る可能性がある時期に、取引の反対側にいるディーラーが望まぬエクスポージャーを抱えるリスクがあることで、実質的に株式のロングポジションを持ってしまうことになるためだ。
 
 このリスクをヘッジしたいディーラーらは、ポジションをニュートラルに戻すために市場をショートにする取引を採用する動きが出る。

 これがデルタヘッジと呼ばれるプロセスの一面であり、株価指数の動きを速めボラティリティーを増幅する可能性があるとして一部で懸念が起きている。
 
 S&P500種株価指数は前日、一時4238.63まで下げた。JHEQXプットの権利行使価格は4210だ。

 JHEQXはその突出した影響力の大きさから、デリバティブの世界では「鯨」として知られる。市場の標準に比べると大規模なオプションのポジションが集中しているだけでなく、規則正しいトレーディングパターンもよく知られており、他のプレーヤーがこれを利用することを可能にしている。 
 

   
posted by まねきねこ at 07:39| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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