ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが一方的に併合した南部クリミアで
防空システム
を破壊したほか、東部の激戦地に近い集落を奪還したとして「重要な成果だ」として主張した。
欧米の支援で大規模な火器弾薬類が提供されているなか、反転攻勢の遅れも指摘されている。
さらなる支援を求め、来週の国連総会への出席などを前に着実に領土の奪還を進めていると強調した。
ウクライナ軍は、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミアで今月13日、ロシア海軍の黒海艦隊が拠点とする軍港都市セバストポリにイギリスから供与された
巡航ミサイル
などで攻撃を行い、揚陸艦と潜水艦に損傷を与えた。
また、14日地対空ミサイルシステムを攻撃したと発表するなど、ロシアが一方的に併合したクリミアへの攻撃を強めている。
イギリス国防省が15日に発表した分析で、損傷した潜水艦は、ウクライナを攻撃し、黒海などにロシアの力を誇示する上で大きな役割を果たした艦艇であり、ロシア海軍に与えた打撃は大きいという見方を示した。