米国債相場は日中は不安定な値動きのまま下落した。
早い時間の取引では、欧州中央銀行(ECB)の政策委員会の決定とラガルド総裁の会見を受けてユーロ圏中核国の債券が大きく買われた流れが波及したものの、ロンドン市場が閉まると、米国債への支援が後退し、利回りは年限全般で3−4.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。
米10年債利回りは一時、約4bp上昇して4.29%近辺で取引された。
一方、ドイツ債と英国債の利回りはいずれも約6bp低下して終えた。
一方、ドイツ債と英国債の利回りはいずれも約6bp低下して終えた。
米国の小売売上高とPPIがいずれも予想を上回る伸びとなったことに加え、PPI統計では前月分が上方修正され、原油高も重しとなって利回りは上昇に転じた。