ニューヨーク原油先物相場は世界的な供給逼迫と米利上げサイクルが終わりに近づいているとの観測から原油相場は上昇基調が続いており、週間ベースでは5週連続高となった。
原油相場の押し上げ要因となっているのは、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の中心的存在であるサウジアラビアとロシアの供給削減が背景。
スタンダードチャータードやUBSグループなどは今後数カ月の需給の引き締まりを予想している。
原油相場の押し上げ要因となっているのは、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の中心的存在であるサウジアラビアとロシアの供給削減が背景。
スタンダードチャータードやUBSグループなどは今後数カ月の需給の引き締まりを予想している。
米国では主要な原油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が夏季の旅行シーズンへの対応で過去4週間で750万バレル減少し、5月以来の低水準にとどまっている。
一方、世界的な原油需要を巡っては、中国で追加景気対策が出されるとの観測も手伝って見通しが改善している。
なお、原油先物は今週、相対力指数(RSI)が買われ過ぎを示す水準で推移したこともあり、トレーダーは相場調整の可能性にも身構えている。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は49セント(0.6%)高の1バレル=80.58ドルで終了した。
また、ロンドンICEの北海ブレント9月限は75セント(0.9%)高の84.99ドルだった。
また、ロンドンICEの北海ブレント9月限は75セント(0.9%)高の84.99ドルだった。