オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が共同設立した暗号資産(仮想通貨)プロジェクトが24日に始動した。
そのトークンである「ワールドコイン」は、人工知能(AI)をめぐる熱狂が、投資資金を引き寄せ取引初日で急伸した。
そのトークンである「ワールドコイン」は、人工知能(AI)をめぐる熱狂が、投資資金を引き寄せ取引初日で急伸した。
コインマーケットキャップのデータによれば、ワールドコインは2.52ドルで推移した。
なお、一時は初値1.70ドルの2倍を上回る3.58ドルまで跳ね上がった。
バイナンスなどの取引所で上場したこともあり、それまでにおよそ
1億4500万ドル(約200億円)相当
が取引されたが、株式市場や債券市場、為替市場から見ればその取引規模は小さく、わずかの資金流入で大きく跳ね上がる博打市場とも言える。
アルトマン氏のプロジェクトが柱としているのは、「オーブ」と呼ばれるデバイスを使って人間の目の虹彩をスキャンする技術だが、これによって認証を得たユーザーには「人としての証明」として「ワールドID」というデジタルIDが与えられる。
プロジェクトのホワイトペーパーによれば、このコインの初期供給は100億トークンが上限となっている。
24日にローンチされた1億4300万ワールドコインのうち、1億ワールドコインはマーケットメーカーに貸与された。
残りはローンチ前に「オーブ」技術で認証を得た投資家に発行されたという。
24日にローンチされた1億4300万ワールドコインのうち、1億ワールドコインはマーケットメーカーに貸与された。
残りはローンチ前に「オーブ」技術で認証を得た投資家に発行されたという。
なお、米国では規制上の制限があるため、ワールドコインの取引はできない。