13日の金融市場では米国のインフレが引き続き鈍化するとの楽観的な見方に支えられ、債券相場が前日に続き上昇した。
トレーダーが世界的な積極的利上げの終了は近いと判断したためだ。
短期債が値上がりの中心となり、2年物米国債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り低下して1カ月ぶり低水準の4.63%となった。
同年限の英国債利回りも低下し、2日間での低下幅は30bpに近づいた。
同年限の英国債利回りも低下し、2日間での低下幅は30bpに近づいた。
米消費者物価指数(CPI)上昇率は予想を下回り、一段の引き締めの根拠は弱まった。
米国の予想を上回る強い経済データと英国のインフレが根強い兆候がここ数カ月の債券売りに拍車をかけ、利回りは数年ぶりの高水準に達していた。
米国の予想を上回る強い経済データと英国のインフレが根強い兆候がここ数カ月の債券売りに拍車をかけ、利回りは数年ぶりの高水準に達していた。
米国では7月が過ぎた後の追加利上げの可能性が急速に後退し、市場では欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ幅50bpをもはや完全には織り込んでいない状況にある。
なお、イングランド銀行(英中銀)については政策金利を6.5%に達すると見込む取引は解消され代わりに6.25%がピークとみられている。
なお、イングランド銀行(英中銀)については政策金利を6.5%に達すると見込む取引は解消され代わりに6.25%がピークとみられている。