米国石油大手エクソンモービルは、独立系石油・天然ガス会社の米デンベリーを
49億ドル(約6800億円)
で買収することで合意した。
エクソンにとっては、2017年に約66億ドルでパーミアン盆地の中核鉱区を取得して以来、6年ぶりの大型買収となる。
この買収により、エクソンは米国最大の二酸化炭素(CO2)輸送専用パイプライン網を取得する。
49億ドル(約6800億円)
で買収することで合意した。
エクソンにとっては、2017年に約66億ドルでパーミアン盆地の中核鉱区を取得して以来、6年ぶりの大型買収となる。
この買収により、エクソンは米国最大の二酸化炭素(CO2)輸送専用パイプライン網を取得する。
13日に両社が発表した声明によると、買収額は1株89.45ドルで、すべて株式交換で行うという。
デンベリーの主要資産は1300マイル(2092キロメートル)に及ぶCO2輸送専用パイプラインで製油所や化学工場など環境負荷の大きい施設から排出されるCO2の回収を実現する上で重要なインフラとなる。
デンベリーの主要資産は1300マイル(2092キロメートル)に及ぶCO2輸送専用パイプラインで製油所や化学工場など環境負荷の大きい施設から排出されるCO2の回収を実現する上で重要なインフラとなる。
米国では昨年8月にインフレ抑制法が成立して以降、炭素管理に絡む単一の投資案件としては最大規模となる。
なお、同法には気候変動条項が含まれ、CO2の回収・貯蔵を手がける企業に対して大幅な税制優遇措置が設けられている。
なお、同法には気候変動条項が含まれ、CO2の回収・貯蔵を手がける企業に対して大幅な税制優遇措置が設けられている。
エクソンでは2050年までに事業活動に伴い排出される炭素を実質ゼロにすることを目標としている。
炭素回収を気候変動戦略の中核に据えた今回のデンベリー買収で、エクソンは目標を達成する上で重要、かつ自社では整備困難なインフラを手に入れた。
炭素回収を気候変動戦略の中核に据えた今回のデンベリー買収で、エクソンは目標を達成する上で重要、かつ自社では整備困難なインフラを手に入れた。