サマーズ元米財務長官は、政策当局者がインフレ率を昨年のピークから大きく鈍化させたという達成感に浸ることに警鐘を鳴らした。
一段の金融引き締めの必要性に投資家が適応するにつれ債券はさらに売られると予測した。
サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「基調的なインフレ率が8%になるとは誰も考えていなかった」とした上で、「だから、インフレが鈍化してきた事実について、『順調な道筋にあると確信できる』と勘違いすべきではない」と述べた。
また、インタビューの数時間前に発表された6月の雇用統計について「ホットな」数字だったと表現した。
金融当局がさらに措置を講じる必要があるという「現実に、中期金利は適切に調整されてきた」とし、「私の主な推測では、データが入るにつれ金利はさらに調整されるだろう」と話した。
さらに「まだ経済活動が大きく減速していないため、インフレ率が目標を大きく上回っていることは驚きではない」と発言。
金融政策については、「米金融当局がインフレ率を目標の水準に戻したいのであれば、ある時点で景気が下降するほどの利上げを実施せざるを得ないだろう」との見方を示した。
ひとこと
米国債券が売られ紙くずになれば、日本政府や日銀、日系金融機関等が保有する米国債の価値はなくなる。
円安を利用して、米国債券の価値が暴落する自体になる前に金融市場で売り逃げる好機だ。
何もしなければ紙くずを持つ日本の円安は無能な日銀総裁らの
異次元
の金融政策の破綻で、過激に円安が加速してしまうことになり、インフレというよりもスタグフレーションの荒波に日本経済がさらされ撃沈してしまうことになるだろう。