JPモルガン・チェースのアナリスト
ラジェッシュ・パツキ氏
は、顧客向けリポートで「金利を巡る不確実性を踏まえると、販売ペースがこの先鈍化する可能性があり、2024年の販売件数の回復は危うくなる」と英国の新築住宅販売の先行きに警戒感を示した。
また、3年余りにわたって「買い」に相当する「オーバーウエート」の投資判断としてきた英住宅建設会社パーシモンを「中立」に引き下げた。
ラジェッシュ・パツキ氏
は、顧客向けリポートで「金利を巡る不確実性を踏まえると、販売ペースがこの先鈍化する可能性があり、2024年の販売件数の回復は危うくなる」と英国の新築住宅販売の先行きに警戒感を示した。
また、3年余りにわたって「買い」に相当する「オーバーウエート」の投資判断としてきた英住宅建設会社パーシモンを「中立」に引き下げた。
同業のテイラー・ウィンピーとビストリー・グループについては、「ネガティブ・カタリスト・ウオッチ」に指定した。
英FTSEの住宅建設指数は第2四半期(4−6月)に約10%下落した。
英国ではイングランド銀行(BOE 英中央銀行)が政策金利を5%に引き上げたことで住宅ローン金利が一段と上昇し、生活費高騰による危機が深刻化している。
英FTSEの住宅建設指数は第2四半期(4−6月)に約10%下落した。
英国ではイングランド銀行(BOE 英中央銀行)が政策金利を5%に引き上げたことで住宅ローン金利が一段と上昇し、生活費高騰による危機が深刻化している。
パツキ氏は「インフレ指標や英中銀の対応を受けて住宅建設株は足元、アンダーパフォームしているが、当社は同セクターに対する慎重なスタンスを再確認する」と述べた。