イエレン米財務長官は「早ければ6月1日にも米政府の資金が底をつく恐れがある」とした警告について、下院共和党の間では不信感が広がっている。
このままではデフォルトに陥るとした同長官の見方も疑問視され、債務上限を引き上げる緊急性を打ち消しかねない動きとなってきた。
このままではデフォルトに陥るとした同長官の見方も疑問視され、債務上限を引き上げる緊急性を打ち消しかねない動きとなってきた。
共和党のスカリス下院院内総務は23日、非公開の会合後に「何を根拠に6月1日という推計に至ったのか、もっと透明性が望まれる」と、記者団に述べた。
そもそも、「後で日にちをずらすことができるよう、今の段階で保険をかけているように見える」と話した。
そもそも、「後で日にちをずらすことができるよう、今の段階で保険をかけているように見える」と話した。
共和党の見解について匿名で話した別の下院議員は、債務上限が引き上げられる前に米財務省が特別措置を使い切った場合は、政府職員の給与支払いをまず停止すべきだと批判した。
ワシントン・ポスト紙は23日、米財務省が複数の政府機関に対し、一部の支払いで柔軟な対応が可能かどうかを文書で尋ねたと報じていた。