イングランド銀行(英中央銀行)が進めてきた
過去30年間で最も速いペースでの利上げに対して、長く抵抗を続けてきた金融政策委員会(MPC)でのうち最もハト派的な委員として知られる
テンレイロ委員
は4日、グラスゴーで開かれたスコットランド経済団体の会合で、英中銀が直近の会合で11回連続の利上げを決め政策金利を4.25%としたことで、英国にはインフレ率が目標値を「著しく下回る」水準に落ち込むリスクが生じていると主張し
利下げ支持の論拠は4日、グラスゴーで開かれたスコットランド経済団体の会合で、英中銀が直近の会合で11回連続の利上げを決め政策金利を4.25%としたことで、英国にはインフレ率が目標値を「著しく下回る」水準に落ち込むリスクが生じていると主張し
を説明し、「英中銀の金利は一段と景気抑制的な領域に移行した。このため中期的なインフレ目標の達成には金融政策姿勢の緩和が必要だと考える」と述べた。
また、「インフレ率が目標値を著しく下回る事態を回避するには、英中銀の現在の高い金利を早めかつ速やかに巻き戻すことが必要になるだろうとみている」と続け、最近の利上げの「早めで速やかな巻き戻し」を実施すれば、インフレ率が目標を大きく下回る事態を防げるだろうと語った。
また、「インフレ率が目標値を著しく下回る事態を回避するには、英中銀の現在の高い金利を早めかつ速やかに巻き戻すことが必要になるだろうとみている」と続け、最近の利上げの「早めで速やかな巻き戻し」を実施すれば、インフレ率が目標を大きく下回る事態を防げるだろうと語った。
今回の発言は利上げ停止または終了の根拠を示した格好だ。
投資家の多くは英中銀の年内の利上げはあと1回だけとの見方を強めている。
投資家の多くは英中銀の年内の利上げはあと1回だけとの見方を強めている。