ニューヨーク原油先物相場はアルゴリズム取引での買いが続いていたが、燃料需要の低調さが嫌気され下げに転じ3日ぶりに下落した。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は、終値でバレル当たり73ドルを下回った。
米国エネルギー情報局(EIA)によると、工業や暖房に利用されるディーゼル油の需要は、この時期としては7年ぶりの低水準で推移しており、経済活動の低調さが示唆される。
WTI先物は午前中は堅調に推移し、74ドルを上回る場面もあった。
ただ、原油在庫が先週700万バレル余り減少したとのEIA発表に反応し下落に転じた。トレーダーらが原油先物に再び買いを入れる中で、モメンタム投資の商品取引顧問業者(CTA)が原油上昇を下支えしていた。
ただ、原油在庫が先週700万バレル余り減少したとのEIA発表に反応し下落に転じた。トレーダーらが原油先物に再び買いを入れる中で、モメンタム投資の商品取引顧問業者(CTA)が原油上昇を下支えしていた。
ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、
1バレル=72.97ドル
と前日比23セント(0.3%)安で終了した。
また、ロンドンICEの北海ブレント5月限は37セント安い78.28ドルだった。