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2023年03月30日

ECBは銀行預金の定着性をより詳しく把握したい考え?


 欧州中央銀行(ECB)の当局者は
   流動性リスクの扱い
についてクレディ・スイス・グループとシリコンバレー銀行(SVB)で急速に進行した信頼感の危機を受け再考している。

 この事情に詳しい関係者によると、ECBは銀行の流動性管理の改善策を検討する初期段階にあるという。
 
 ただ、正式な協議は行われていないものの、ECB銀行監督委員会の中には、危機が生じた際に銀行が
   保持を見込める預金の割合
についてより詳しく把握したいと考えているメンバーもいると明らかにした。
 
 ただ、この協議については非公開だとして匿名を条件に同関係者がメディアの取材に対して明らかにした。

 そもそも、こうした流動性に対するアプローチのわずかな変更は銀行の運営に重大な影響を及ぼすこともあるため明らかにはできないのは当然のこと。
 
 2008年の金融危機後に世界の監督当局が流動性基準を厳格化した。
 
 デジタルバンキングの進展で預金者はクリック一つで資金を移すことができる。
 こうした根拠ない情報が瞬く間に拡散することも多く、ソーシャルメディアは銀行取り付けのリスクを増幅させている。

 バーゼル銀行監督委員会は23日声明を発表し、「教訓を得る目的で、最近の事象が規制面および監督面に及ぼす影響を調査することに合意した」と説明した。

 世界的な基準変更は長期的なプロセスになりがちだが、それを待つよりも早く個別の国・地域で恐らくそれぞれの措置が講じられるだろうと、同関係者が語った。

 ECBは銀行の資金調達に関する調査を強化する可能性が高く、特に銀行が実施する定期的なストレステストへのフィードバックを通じて行われる公算が大きい。

 ECBは恐らく銀行に流動性預金の定着性の見通しを問うことになる。
 そうなれば、銀行がより安定的な資金調達を確保するため定期預金の金利を引き上げるかもしれないと、この関係者が述べたと伝えた。

  
ひとこと
 
 金融規制当局の議論の過程は経済指標の変化で揺らぐものであり、記録は必要だが、時々刻々とメディアに流す必要はない。投資家の判断が弄ばれかねない状況があり、過度に振られるリスクも大きいためだ。
 

   
posted by まねきねこ at 06:00| 愛知 | Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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