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2023年03月28日

クレディS国内部門のスピンオフは検討していないとスイス中銀総裁


 スイス国立銀行(中央銀行)のヨルダン総裁は23日、UBSグループに買収されるクレディ・スイス・グループの国内のユニバ―サルバンキング事業が早急にスピンオフされる可能性は低いと示唆した。

 同総裁はチューリヒで記者団に「現時点でスピンオフは議題に上っていない」と述べた。

 スイス部門は長く、クレディ・スイスの収益源だった。

 アナリストらは部門の価値を
   100億スイス・フラン(約1兆4000億円)前後
と見積もっている。
 クレディ・スイスの主要4部門のうち、スイス部門は唯一、昨年黒字であり、この部門価値は最近のグループ全体の時価総額を上回る規模になる。
  
 そのため、株主であるエートス・ファウンデーションは今週、過度の市場集中や競争、人員削減の懸念からUBSとの統合後にスイス部門を分離し上場させる可能性を検討するようスイス当局とUBSに要求し、資産の劣化を未然に防ぐよう提言した。
 
 ヨルダン総裁からは、クレディ・スイスを閉鎖すれば銀行危機を悪化させただろうと指摘、あらゆる選択肢を検討したが、20日に市場が開く前の週末のうちに解決策をまとめる必要があったと説明した。

 また、銀行危機の環境および、米国や他の国・地域での脆弱性を踏まえ、クレディ・スイスの措置がうまくいかないことは明白だった説明した。
 
 UBSとクレディ・スイスが政府仲介の案に合意し、「UBSがクレディ・スイス買収を完全に確約」したと述べ、今後数週間に買収が順調に進むよう両行が全力を尽くすことが「極めて重要だ」と続けた。

 中銀はこの日、0.5ポイントの利上げで政策金利を1.5%とした。追加利上げの可能性も示唆した。


ひとこと
 
 資産の劣化への対応が遅くなるのであれば、優良な部門の人材の囲い込みに他の金融機関は触手を伸ばす動きが急速に拡大し、対応が決まっても蛻の殻になるだけだ。
 
 リスクに対応することが法整備などの対応が事前に必要な政治家では難しい仕組みであり、後手に回るのは過去と同じだ。
 こうした遅さを批判するマスコミも単なる評論家でしかなく、改善する方策を示すことすらできないのは洋の東西を問わず言えることだ。
 
 日本のマスコミが新型コロナ対応と、ワクチンの確保、東京五輪の開催など時間軸で見た流れでの報道姿勢の変化を検証すれば、いかに無責任なものか明白であり、単に世論を左右に揺らして金を引き出す動きを繰り返しているの過ぎない。
 

    
posted by まねきねこ at 06:00| 愛知 ☁| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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