決済サービスを手掛ける米
ブロック(旧社名スクエア)
の株価が、23日の米株式市場で急落した。
今年、インドの資産家
のコングロマリット、アダニ・グループの不正会計疑惑などに関するリポートで一層注目を浴びるようになった空売り投資家
ヒンデンブルグ・リサーチ
ではリポートで、コロナ禍に伴い政府が実施した現金給付の詐取をブロックが容易にしたと主張した。
また、同社に対するショートポジションを建てたことを明らかにしたことに市場が反応したようにも見える。
ブロックはツイッターの共同創業者であるジャック・ドーシー氏が会長を務めている。
ヒンデンブルグ・リサーチ
ではリポートで、コロナ禍に伴い政府が実施した現金給付の詐取をブロックが容易にしたと主張した。
また、同社に対するショートポジションを建てたことを明らかにしたことに市場が反応したようにも見える。
ブロックはツイッターの共同創業者であるジャック・ドーシー氏が会長を務めている。
ブロック株は一時、前日比22%安の56.50ドルと、約3年ぶりの大幅下落した。
ネイサン・アンダーソン氏率いるヒンデンブルグは、2年間かけてブロックに関する調査を行ってきたと、ウェブサイトに掲載したリポートに記した。
ヒンデンブルグは、ブロックの人気決済アプリ「キャッシュアップ」が給付金の詐取を容易にした公算が大きいと主張している。
「複数の個人が同じ銀行口座番号を利用して給付金を受け取っているのは、紛れもない詐欺のしるしだという社内外からの警告を、ブロックは無視した」と指摘し、「キャッシュアップのコンプライアンス(法令順守)プロセスに重大な過失が複数あり、それが巨額の給付金詐欺を手助けした」とリポートに記した。
ヒンデンブルグはまた、キャッシュアップの利用者数をブロックが水増しした疑いを指摘した。
ブロック自体がその可能性を認めているとしている。