ドイツ銀行の
クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)
の再建計画の最終四半期だが、利益率目標達成のためにドイツ銀行の強みであるトレーディングに大きく依存してきたものの、シェア拡大が2022年10−12月(第4四半期)に止まったことが明らかになった。
新型コロナ感染拡大における経済の失速などをテコ入れしてきた低金利政策に伴う相場上昇が終わり金利が上昇する中で、今後は法人向け銀行業務や富裕層向けプライベートバンクがトレーディングの勢い鈍化を補う必要性が鮮明になった。
クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)
の再建計画の最終四半期だが、利益率目標達成のためにドイツ銀行の強みであるトレーディングに大きく依存してきたものの、シェア拡大が2022年10−12月(第4四半期)に止まったことが明らかになった。
新型コロナ感染拡大における経済の失速などをテコ入れしてきた低金利政策に伴う相場上昇が終わり金利が上昇する中で、今後は法人向け銀行業務や富裕層向けプライベートバンクがトレーディングの勢い鈍化を補う必要性が鮮明になった。
2日の発表によると、10−12月期のトレーディング収入は
前年同期比+27%
増加し、前四半期まで9四半期連続でシェアを拡大していたものの米銀大手5行の平均の28%増にわずかに届かなかった。
前年同期比+27%
増加し、前四半期まで9四半期連続でシェアを拡大していたものの米銀大手5行の平均の28%増にわずかに届かなかった。
トレーディング収入は15億ユーロ(約2100億円)と、予想の16億ユーロを下回った。
これに加え助言業務の落ち込みで、収入と税引き前利益は予想を下回った。
一方では、経費が予想を上回った。
ドイツ銀の株価は2日の取引で、一時5%を超える下げとなった。