アドボケート・キャピタル・マネジメントの最高投資責任者(CIO)を務める
スコット・ペン氏
は2008年にロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に対する警鐘を鳴らした。
今、後継指標金利である担保付翌日物調達金利(SOFR)に連動するデリバティブ(金融派生商品)を利用できる投資家を制限するような指針が、銀行のバランスシートに意図せぬリスクを積み上げていると警告している。
同氏によれば、指針が変更されなければ、金融市場の円滑な機能に対する大きなリスクになり得るとの主張で「現時点では頭痛の種という程度だが、リスクポジションがどんどん大きくなれば、ある時点でシステミックな問題になる」と続けた。