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2023年02月02日

スペインのインフレが予想外に加速


 スペイン国家統計局が30日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は欧州連合(EU)基準で前年同月比5.8%上昇と市場予想(4.8%上昇)に反して伸びが加速した。
 なお、昨年12月は5.5%上昇だった。
 
 前月までは5カ月連続で鈍化しており、1月についてもエコノミストの間ではさらなる減速が予想されていた。

 トレーダーは、欧州中央銀行(ECB)のターミナルレート(金利の最終到達点)見通しを引き上げた。

 1月はインフレ率を計算する際のバスケットについて項目の加重調整があったため、予測作業も複雑化し、市場予想は3.8%から6.5%まで幅があった。

 30日の短期金融市場では、ECBのピーク金利見通しが一時9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げられ、中銀預金金利は年央までに3.50%を上回るとの見通しが織り込まれた。


 スペインの1月のインフレ加速は、燃料コスト上昇のほか、年初の衣料品販売で値引きが縮小したことが要因という。
 
 変動の大きい項目を除いたCPIコア指数は過去最高の7.5%に上昇した。
 物価上昇圧力が依然として広範囲に及んでいることを示唆した。
 
 現在の水準は2%。ユーロ圏国債は下落(利回りは上昇)し、指標のドイツ10年債利回りは一時8bp上昇の2.32%と、今月6日以来の高水準を付けた。

 INGの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は「コアインフレ率の上昇は懸念材料だ」と指摘した。

 金利上昇を受けて外国為替市場ではユーロが買われ、一時は0.4%高の1ユーロ=1.0914ドルと、先週付けた約9カ月ぶり高値に迫った。

   
 UBSグループの金利ストラテジスト
   ロハン・カーナ氏
は「ラガルドECB総裁はターミナルレートを4%に引き上げる可能性を排除しないというのが、現在の最もタカ派的な結果になろう」と述べた。

 

   
posted by まねきねこ at 19:00| 愛知 ☀| Comment(0) | イベント 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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