ドイツ連邦統計局が30日発表した昨年10−12月(第4四半期)国内総生産(GDP)速報値は前期比で0.2%縮小した。
ドイツ経済がロシアのウクライナ侵攻に端を発した
ドイツ経済がロシアのウクライナ侵攻に端を発した
エネルギー危機
を背景に成長率は予想を下回り、結局はリセッションに陥る可能性を高めた。
を背景に成長率は予想を下回り、結局はリセッションに陥る可能性を高めた。
統計局は今月半ばに、第4四半期のGDPはゼロ成長だった公算が大きいとの見通しを示していた。
同四半期が実際はマイナス成長だったため、今年1−3月(第1四半期)もGDPが縮小すれば、定義上のリセッションとなる。
同四半期が実際はマイナス成長だったため、今年1−3月(第1四半期)もGDPが縮小すれば、定義上のリセッションとなる。
ここ数週間の指標のいくつかは
暖冬と天然ガスの十分な在庫
で暖房シーズンに燃料不足に陥るリスクがほぼ消えており、ドイツ経済への信頼感が増している様子を示唆していた。
また、コモディティーの卸売価格も過去最高値水準から下落し、インフレが従来予想されたよりも早く低下するとの期待も膨らみつつあった。
暖冬と天然ガスの十分な在庫
で暖房シーズンに燃料不足に陥るリスクがほぼ消えており、ドイツ経済への信頼感が増している様子を示唆していた。
また、コモディティーの卸売価格も過去最高値水準から下落し、インフレが従来予想されたよりも早く低下するとの期待も膨らみつつあった。
一方、物価上昇が消費者に波及し、需要を圧迫している。
こうした傾向はスウェーデンでも見られ、同国の昨年10−12月GDPも予想に反し縮小した。
こうした傾向はスウェーデンでも見られ、同国の昨年10−12月GDPも予想に反し縮小した。
ドイツ経済にとって重要な製造業は膨大な受注残とサプライチェーンの障害緩和に支えられたものの、新規受注は減少した。