アダニ・グループのジュゲシンダー・シン最高財務責任者(CFO)はメディアとのインタビューで、コングロマリットの債務比率改善と投資家基盤の拡大を図るため2026−28年に少なくともアジア一の富豪でインドの実業家ゴータム・アダニ氏が率いるアダニ・グループの傘下企業5社の新規株式公開(IPO)を行う計画を明らかにした。。
同CFOによると、アダニ・ニュー・インダストリーズとアダニ・エアポート・ホールディングス、アダニ・ロード・トランスポート、アダニコネックス、グループの金属・鉱業部門が独立する。
港湾運営を手掛けていたアダニ・グループは、メディアやセメント、グリーンエネルギーなどの事業を擁するコングロマリットへと急拡大した。
ただ、この期間にアダニ氏は債務を膨らませ、財務を複雑にしたとして一部から批判を受けている。
ただ、この期間にアダニ氏は債務を膨らませ、財務を複雑にしたとして一部から批判を受けている。
調査会社クレジットサイツは昨年、アダニ・グループのレバレッジ(借り入れ)が「高水準」だと警告した。
これに対し、アダニ側はレバレッジ比率は「健全」だと反論していた。
これに対し、アダニ側はレバレッジ比率は「健全」だと反論していた。
ひとこと
インド財閥であり、資金が確保できるだけの財務状況なのかどうかが判断の分かれ目だろう。
ただ、中国がインドアフリカ方面への軍事覇権を目論む中においては、中国からの投資が資金が流れ込む可能性がある。