AFP通信によるとペルー政府は14日遅く、首都リマと他の3地域に非常事態を宣言したとのこと。
同国では2022年に弾劾され議会解散を企て、公共事業の不正疑惑があったリブレ党の
ペドロ・カスティジョ前大統領
は議会から解任され、その後任として、憲法継承順位1位であった副大統領の
ボルアルテ大統領
を賛成101票、反対6票、棄権10票で大統領として承認し1カ月前に大統領に就任した。
を賛成101票、反対6票、棄権10票で大統領として承認し1カ月前に大統領に就任した。
カスティジョは失職した直後に亡命のためメキシコ大使館へ向かう途中、国家警察に反逆容疑で拘束され、首都リマ近郊の警察施設に収監された。
この罷免直後から、ペルー国内ではカスティジョに対する抗議運動やデモが各地で発生これまでに40人以上の死者が出ている。
こうした争乱の中、非常事態宣言が効力を持つのは30日間で、軍は秩序維持のための措置を講じることができると伝えた。
なお、大統領は13日夜の国民向けスピーチで、辞任の可能性を排除した。
なお、大統領は13日夜の国民向けスピーチで、辞任の可能性を排除した。