米国投資会社ブラックストーンが運用する大規模な不動産ファンド「ブラックストーン・リアルエステート・インカム・トラスト(BREIT)」向けに、カリフォルニア大学(UC)が40億ドル(約5200億円)出資することになった。
3日の発表によると、UCインベストメンツはクラスI普通株式に40億ドルを投資する。
この合意により、680億ドル規模のBREITは長期的な資金源を確保する。
一方、カリフォルニア大学では6年間の株式保有期間を通じて最低で年率11.25%の純リターンを得る。
ただ、同ファンドでは投資家による償還請求が相次いでいる。
ブラックストーンのジョン・グレイ社長は今回の合意について、「当社が構築してきたポートフォリオの質や資産の価値、パフォーマンス見通しを大いに認めるものだ」とブルームバーグテレビジョンで説明した。
3日の発表によると、UCインベストメンツはクラスI普通株式に40億ドルを投資する。
この合意により、680億ドル規模のBREITは長期的な資金源を確保する。
一方、カリフォルニア大学では6年間の株式保有期間を通じて最低で年率11.25%の純リターンを得る。
ただ、同ファンドでは投資家による償還請求が相次いでいる。
ブラックストーンのジョン・グレイ社長は今回の合意について、「当社が構築してきたポートフォリオの質や資産の価値、パフォーマンス見通しを大いに認めるものだ」とブルームバーグテレビジョンで説明した。
富裕層の個人投資家を対象としたBREITは過去数カ月に償還の制限を強いられるなど厳しい状況に直面している。
このところ、富裕層個人投資家への依存を強める同社への懸念が高まる格好となっていた。
こうした富裕層投資家は同社の伝統的な機関投資家の顧客ベースよりも、市場ボラティリティーに対する許容度が小さいことが明らかになったことが背景にある。
なお、同社の償還制限を巡っては、米証券取引委員会(SEC)が調査に動いていた。
このところ、富裕層個人投資家への依存を強める同社への懸念が高まる格好となっていた。
こうした富裕層投資家は同社の伝統的な機関投資家の顧客ベースよりも、市場ボラティリティーに対する許容度が小さいことが明らかになったことが背景にある。
なお、同社の償還制限を巡っては、米証券取引委員会(SEC)が調査に動いていた。
カリフォルニア大学の投資部門であるUCインベストメンツはBREITの厳しい状況に関する報道を受けて、ブラックストーンに接触したという。