中国経済は新型コロナウイルスの大規模な流行が全国に波及しており、感染防止や療養のために自宅にとどまる人が激増、12月になっても引き続き減速し経済活動が浮揚しないまま落ち込んだ。
新型コロナ対策の制限措置が解除される前においても、ゼロコロナ政策で中国経済に歪みが大きくなり、不振に陥っており、消費者支出の低迷はさらに深刻化した。
工業生産は春のロックダウン(都市封鎖)以来の低い伸びとなった。
工業生産は春のロックダウン(都市封鎖)以来の低い伸びとなった。
地下鉄・道路の使用状況に関するハイフリークエンシーデータによると現在は人々が自由に移動できるようになったものの、今月これまでに活動の回復はほとんど見られていない。
それが住宅と自動車販売に影響したもようで、どちらも月初の数週間に減少した。
自動車販売は政府の補助金に支えられ、今年の消費者支出の明るい一角だった。消費後退で先月減少し始めた。工業生産も打撃を受け、自動車生産は多くの工場が閉鎖を余儀なくされた5月以来の減少となった。
自動車販売は政府の補助金に支えられ、今年の消費者支出の明るい一角だった。消費後退で先月減少し始めた。工業生産も打撃を受け、自動車生産は多くの工場が閉鎖を余儀なくされた5月以来の減少となった。
中国全土に及ぶ新型コロナの感染拡大が、経済再開で株式・商品市場で見られた当初の熱狂を損なった。
上海総合指数はこの2週間値下がりし、当局がコロナ対策の制限措置を緩和し始めた11月11日以前の水準近くとなっている。
上海総合指数はこの2週間値下がりし、当局がコロナ対策の制限措置を緩和し始めた11月11日以前の水準近くとなっている。