医薬品メーカーのバイオジェンが28日の米株式市場で下落した。
エーザイと共同開発するアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」との関連性が考えられる2例目の死亡が報告されたことが背景。
サイエンス誌のリポートによると、エーザイの治験に参加していた65歳の女性が脳卒中と脳浮腫を発症し、大量の脳出血で死亡した。
この出血が始まったのは、抗凝固剤を投与された後だとのこと。
なお、脳浮腫と出血は、今回の新薬候補と同様の作用がある治療薬で以前に関連性がみられたとリポートは指摘した。
この出血が始まったのは、抗凝固剤を投与された後だとのこと。
なお、脳浮腫と出血は、今回の新薬候補と同様の作用がある治療薬で以前に関連性がみられたとリポートは指摘した。
なお、レカネマブは後期臨床試験でアルツハイマー病の進行を遅らせたことが初めて示された医薬品で、数百万人もの患者に希望をもたらす画期的な新薬になると期待されている。
ただ、これまでのところバイオジェンとエーザイはわずかな治験データしか公表しておらず、今週の会合でより多くの結果が発表される見通し。
ただ、これまでのところバイオジェンとエーザイはわずかな治験データしか公表しておらず、今週の会合でより多くの結果が発表される見通し。
エーザイの広報担当者は、全体的な死亡リスクの上昇とレカネマブに関連性がないことはあらゆる入手可能な情報に示されていると、発表文で説明した。
また、患者は高齢で疾患があり、他の医薬品も服用していたために死因の特定は難しい可能性もあるとの見解も示した。
また、患者は高齢で疾患があり、他の医薬品も服用していたために死因の特定は難しい可能性もあるとの見解も示した。