中国人民銀行(中央銀行)は25日、新型コロナウイルスの感染拡大と不動産不況の長期化に苦しむ国内経済への支援を強化するため市中銀行の預金準備率を0.25ポイント引き下げると発表した。
なお、預金準備率の引き下げは今年2回目となる。
人民銀がウェブサイトに掲載された声明では、準備率引き下げの実施は12月5日という。
これにより、5000億元(約9兆7200億円)の流動性が経済に供給される。
これにより、5000億元(約9兆7200億円)の流動性が経済に供給される。
人民銀は別の声明で、「流動性を合理的に潤沢な水準に保ち、実体経済への支援を強める」とともに、コロナ禍で打撃を受けた産業への銀行支援を後押しする狙いだと説明した。