米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)防長官は23日、米軍機内で記者団に対し、ロシア軍はウクライナ侵攻当初から
「兵たん維持に苦戦してきた」
と指摘し、また、ウクライナ軍により軍需品の保管施設が攻撃されたため、利用可能な弾薬の残量に若干の問題が生じ
砲弾の「著しい不足」
から、ウクライナでの軍事作戦に支障をきたしているとの見解を示した。
ロシア軍は、ウクライナ領土内に地上部隊を進軍させる前に大量の砲弾を撃ち込むなど、砲撃に大きく依存した作戦を展開した。
そのため、「そのような作戦を維持できるような弾薬が残っているかどうかはわからない」と続けた。
また、ロシアの精密誘導弾の供給もこれまでの9か月間にわたる侵攻で「著しく減少」していると分析したうえマイクロチップなどの輸出入制限のため、弾薬を早急に補填することができないとの見方を示した。
ひとこと
第2次世界大戦時の戦略を未だ用いており、将兵の士気も低いため戦線に将軍が行き、直接鼓舞するため狙撃兵の餌食になっている。
軍の統制も弱く、刑務所の受刑者を民兵組織の戦闘員として狩り出し戦線に送り出すなどはイラクにおける米国の民間軍事組織と同じように消耗戦に利用しているものの、途中で武装したまま逃亡してロシア内での犯罪行為を行うなど治安の悪化が起きるなどの点は異なる。
プーチンの独裁政治の末期症状はルーマニアのチャウシェスク政権の末路に似てきた。
政権内部や軍部からの離反者も増えており、沈む船にしがみつくのは愚かそのものだ。
ロシアに加担し北方領土の交渉利権を享受してきた与野党政治家に対する日本のマスコミの報道が抑制的な報道に対する違和感がある。