8月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇、再び、伸び加速を示した。
エコノミスト予想値は0.1%低下だった。
また、前年同月比では8.3%上昇し、市場予想は8.1%上昇だった。
エコノミスト予想値は0.1%低下だった。
また、前年同月比では8.3%上昇し、市場予想は8.1%上昇だった。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.6%上昇した。
なお、市場予想は0.3%上昇だった。
なお、市場予想は0.3%上昇だった。
米金融当局が今月20−21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続となる0.75ポイントの利上げを決めることは確実になった模様だ。
ガソリン代の負担はいくらか軽減されたものの、インフレの加速は、生活費がなお高騰している状況を映し出している。
物価圧力は依然として歴史的に高水準かつ広範で、米金融当局のインフレ目標達成は前途多難であることを示唆した。
物価圧力は依然として歴史的に高水準かつ広範で、米金融当局のインフレ目標達成は前途多難であることを示唆した。
パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週、インフレ抑制の「任務が完了するまで」金融当局が尻込みすることはないと言明している。
複数の金融当局者は0.75ポイント利上げへの支持を表明していた。
複数の金融当局者は0.75ポイント利上げへの支持を表明していた。
8月CPI統計発表後、米国債利回りが急上昇し、外国為替市場ではドルが上昇した。
短期金融市場は来週のFOMC会合での0.75ポイント利上げを完全に織り込んだ。
短期金融市場は来週のFOMC会合での0.75ポイント利上げを完全に織り込んだ。
食品コストは前年同月比で11.4%上昇と、1979年以来の大きな伸び。電気代は同15.8%上昇し、1981年以来の高い伸び率となった。
一方でガソリン価格は前月比で10.6%低下し、過去2年余りで最大の下げとなった。
一方でガソリン価格は前月比で10.6%低下し、過去2年余りで最大の下げとなった。
サービス分野で最大の構成要素でCPI全体の約3分の1を占める住居費は上昇が継続している。
前月比で0.7%、前年同月比で6.2%それぞれ上昇したが、どちらも1990年代初期以来の伸びとなっている。
前月比で0.7%、前年同月比で6.2%それぞれ上昇したが、どちらも1990年代初期以来の伸びとなっている。
インフレの高止まりでバイデン大統領の支持率は下がっている。
11月の中間選挙で議会の主導権を維持したい民主党にとって逆風となっている。
11月の中間選挙で議会の主導権を維持したい民主党にとって逆風となっている。
インフレは引き続き実質賃金を圧迫。別の統計によれば、インフレ調整後の実質平均時給は前年同月比2.8%減と、昨年4月からのマイナスが続いた。ただ前月比では2カ月連続で増加した。