米サンフランシスコ地区連銀の調査ディレクター
シルバン・ルデュック氏
は9日のリポートで金融当局の利上げに伴い物価上昇は緩和しており、この傾向は今後も続くだろうと指摘した。
また、「サービス部門のインフレは通常長引く上に、金融政策の効果が遅れて表れることから、インフレの鈍化は緩やかに進む見込みだ」とした上で、「全てを総合すると、インフレ率は2025年初頭までに2%に戻るとわれわれは予想する」と結論付けた。
シルバン・ルデュック氏
は9日のリポートで金融当局の利上げに伴い物価上昇は緩和しており、この傾向は今後も続くだろうと指摘した。
また、「サービス部門のインフレは通常長引く上に、金融政策の効果が遅れて表れることから、インフレの鈍化は緩やかに進む見込みだ」とした上で、「全てを総合すると、インフレ率は2025年初頭までに2%に戻るとわれわれは予想する」と結論付けた。
同氏はサービスとモノの双方で物価上昇圧力が既に鈍化していると分析した。
ただ賃貸料の値上がりを招いた住宅価格の上昇については、最近落ち着いているものの、その持続的な上昇は引き続きインフレに影響を及ぼすだろうと説明した。
ただ賃貸料の値上がりを招いた住宅価格の上昇については、最近落ち着いているものの、その持続的な上昇は引き続きインフレに影響を及ぼすだろうと説明した。
米経済のリセッション(景気後退)入りについては、「金融市場は近い将来のリセッション入りを十分織り込んではないようだが、そのリスクが高まっていることは明らかだ」と指摘した。
ひとこと
日銀では円安対応ができておらず、遅れに遅れた措置はスタグフレーションを引き起こすことになるだろう。
結果が同じでも、プロセスでの遅れは財政を圧迫し企業の活動を抑制させ、保有する資産の目減りを引き起こしており、国際資本の懐の増え方と比較して、日本が黒字であったとしても利益の配分は雀の涙にもならないだろう。